ラウンド12RACラリーで死亡事故

もう、ニュースでご存知の人も多いと思うので詳しくは書きませんが、9/18のRACラリーでプジョーのコ・パイロット、マイケル・パークがクラッシュの際に死亡する事故が起きてしまいました。


ここ、20年近く死亡事故が起きておらずWRC好きな私としては安心して観戦できてたのですが、こうなると色々面倒だなぁと。最後にドライバーの死亡事故が起きたのは86年のランチアヘンリ・トイボネンの死亡事故でした。当時はグループB真っ盛りで1トンをきる車体に4〜600馬力のエンジンを乗っけた、正に怪物ともいえるマシーンでラリーフィールドを争っていましたが、この事故をきっかけにグループBが廃止されグループAのみとなってスペックダウンによって安全性を得ることになりました。


今のWRCはWRカーと言われるFIA規定に基づいたマシーンで競われてますが、今の技術をもってすると86年当時のグループBを超えた性能を持つマシーンを作るのは造作もないことです。*1そういった意味では、今回の事故は当然安全面に対する疑問が上がってくるのは当然だと思います。とはいえ、モータースポーツの世界でクラッシュして死ぬか死なないかは正直運なんじゃないかなと思ってみたりもします。*2そういう意味では、ただでさえ参戦してるワークスが減ってきてる所に、今回の事故のせいで追い討ちをかけそうで怖いです。


とにもかくにも、亡くなったマイケル・パーク氏の冥福を祈るとともに、WRCがこれからも安心に観戦できる公道を走る唯一のレースとして発展して言って欲しいなぁと思います。

*1:実際問題、馬力こそ低くなっているが最大トルクは80kg-mを超えるって言うから恐ろしい

*2:割と暴言だとは思う